映画「愛のレシピ~卵ランド~」

いずみ ひな主演女優

主演女優 いずみひな (和泉妃夏)
(女優・しあわせ発信一人芝居家・コントロールプロダクション所属)
ホームページ http://izumi.chu.jp

いずみひな

劇団四季研究所を経て、NHK大河ドラマ「北条時宗」で伊東四朗さん娘役、北条芳子(レギュラー)でデビュー。以後NHK金曜時代劇「慶次郎縁側日記」では佐野史郎さんの恋人、お秋役(レギュラー)ほか、出演多数。

映画ー池田敏春監督『秋深き』緒方明監督『プラス1』植田中監督『カクトウ便』滝之助監督『嘘』荒木憲司監督『あるひ森のなか』に出演。
2014年バラエティ番組『アウトデラックス』にて臓器パフォーマンスを披露。
一人芝居は、1997年からライフワークに、レパートリーが20話近く各所で上演を続けている。近年はIDTF(シアターX国際舞台芸術祭)、キジムナーフェスタ(国際児童青少年演劇フェスティバルおきなわ)岡山城、小田原城天守閣で『天守物語』等、舞台作品に出演。

女優業の傍ら、アートイベントや幼稚園、学校、老人ホーム、施設などでのパフォーマンスなど、大人から子どまで、性別・国境を問わず「しあわせ発信」をキーワードに活動している。

夢は、ハンディキャップを抱えた子供たちに愛を魅させてあげる劇場を作ること。

いずみひなワークショップ風景

長編ファンタジー映画『愛のレシピ~卵ランド~』
(朝日新聞、東京新聞、毎日新聞、スポーツニッポン、サンケイスポーツ新聞、山陽新聞、福島民友で記事掲載)

この作品について~

13年前にふと思い付いて面白がって 物語を書きました。
タイトルは『卵ランド』 5分くらいの物語。
数人に聞かせたら、意味が分からないと 言われてしまいました。
以後哀しく封印していました。

それから10年後。
一緒の年に一人芝居を始めた大御所の俳優、風間杜夫さんが、
今までの上演作品を一挙公開するというので、私も真似して、
自分の作品を一挙公開しました。
作品の数が必要だったために、封印していた卵ランドを開いてみると、
やっぱり私の中ではキラキラしているのです。

思いきって、10年ぶりに外の世界に飛び出させてみました。
でも、やっぱり!
みんなの表情は、???
意味の分からないような顔をしています。
その時の演出家、大杉良さんに、『面白くなさそうなので、この作品外します』と言ったら、
『面白いよ』と言いました。
『でも、誰も笑わない』と言うと、『シュールだから』と。

私は何故か、この作品にこだわり、この物語を幼稚園児に聞かせたり、
サラリーマンの方々に聞かせたり、おじいちゃんおばあちゃんに聞かせたりして、反応を伺いました。
本当に見事に誰も笑わないのですが、聞くと面白いと言ってくれる。
シュールだからー

私はどんどん想いが募り、私の頭の中にある面白いと思う世界を映画にしたいと思いました。

映画にすれば、語りだけでは表現出来ないものが出来る!
そう思ったのです。

それから、最愛の母が他界し、東北地方太平洋沖地震がありました。
色々なことがあった、そんな時に、たまたま『VEIN』という映画を見て、
渡邊世紀監督に出会いました。

心を大事にしているこの映画を作る人なら、きっと私の話も
理解してくれるだろうーと思ったのです。

私は監督に熱く語りました。
多くの人が意味の分からないような顔をする私の物語を、
監督は「映画にしたら絶対面白くなる」と言ってくれて、
嬉しい事に映画にしようと話は進みました。

監督の脚本が出来上がるまで1年。
私の物語を見事に分かりやすく、深くしてくれた長編に変わっていました。
へんちくりんな、今の世の中では生きづらいキャラクターが一杯飛び出してきます。

みんな私の分身で、姫も王子も みーんな変わり者。
この人物たちが幸せを掴む話にしたかったのです。

予算のないところで作り始めたので、全てが思い通りにいくことはなく、
予想以上に困難が重なり、1年で終わるはずの撮影が
2年以上もかかってしまいました。

でも、クランドファンディングはじめ、皆様のご協力あって何とか出来ました!
全てが完璧ではありませんし、おぼつかない所も多々ありますが、
想いだけは予算なんて関係ありません。

そして、封印され哀しみ続けていた物語が いつの日か、このような形に 変わることがある。

この映画をご覧になったら、ご自身で封印してしまっているものを 確かめていただき、
世に出してみようと思う気持ちが芽生えたら、それが私にとってのこの映画の成功です。

いずみひなからのメッセージ

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